2007/07/20 「反転?」
今日は現場からの話ではなく少し設計時の話に
戻ろうと思います。
これが最終案の模型です。
人が立っているのが3階のリビング。そこから半階上がった所が
子供部屋、半階下がった所がダイニングという構成になっています。
子供部屋の上部にはロフトがあるので先日の半地下から
数えると全部で7つの床レベルから成っています。
最初のブログで紹介した当初の案と、大きな違いは
無いのですが2階ダイニングキッチンのキッチンとダイニングテーブル
の位置と、1階の玄関と書斎の位置をそれぞれ左右反転
(というか東西反転)させる事によって妻の要望であった
対面式のキッチンに落ち着くことができました。
プランを反転させる、とか上下を逆さにする、という事で
上手くいってしまう事は結構あります。
他の人の事例から、そのようなプロセスを見ることもあるし
また私が担当していた住宅でも図面と模型を間に挟んで
所長との打ち合わせををしている時に、『これ反対にしたら
駄目なの?』と投げかけられた言葉から一気にプランが
まとまってしまった、という経験もありました。
結構、自分の頭の中はそんな事を考える余裕も無く
悩んでしまう事も多々あるのですが、今回の自邸では
最後まで妻があきらめずに引きさがらなかった事が
そんな解決を生んだのかもしれません。