2007/10/25 「余談でもなく大事な話」
建築業界で仕事をされて無い方で
今年の6月20日で建築基準法が
改正された事をご存知の方は
どの位いるでしょうか。
私も何から話し始めれば良いか
分からないほどいろいろな事が
頭の中を駆け巡るのですが、
2005年の耐震偽装の件を受けて
国はその対策として建築基準法を
改正して確認申請を厳格化する事で
対応する方向に動いています。
最近一般紙でも経済の動きを判断する
材料として、新築着工物件数の減少が
取り上げられているようです。
(その数値自体も怪しいと云われているようですが・・・)
現実に確認申請にかかる時間も費用も
大きくなっていますが、今一番難しいのは
スケジュールの話しです。
少なくとも今までなら出来たであろう期間では
進まないことは確かですが、具体的に
いつ確認申請が降りて、いつから着工という事を
なかなか云えない状況です。
仮に土地を買われて返済が始まっている方等
にとってはスケジュールの話はとても大事な
問題です。ですからその事に大きく係る今回の
基準法改正はとても重要な問題です。
本来は建築家や建物をつくる事に係る人間の
資質を問われている問題です。
その解決としての今回の法律改正により
申請を厳格化する事で守ろうとするのは
無理があると誰もが思っています。
実際に今、確認申請の実務が行われている
現場をみると、どう考えても本来の意味からは
逸脱した、必要の無い事に時間も資源も(無駄な
認定書等のコピーに大量の紙が使われている。)
使われています。
本当に無駄で時間がもったいないと思っています。
本来時間をかけるべきところは別の所にあります。
レベルの低い画一的なものが、はびこってしまうと
皆懸念しています。
このまま続くと延々と愚痴になりそうなので止めます。
しかし皆さんに関係のある大きな問題なので
一度触れなければいけないと思っていました。
まとめになっていませんが許して下さい。