2007/06/29 「自邸について」

 

先日より開始したブログ。
今日はそのきっかけとなった自邸の計画について
触れて見たいと思います。
事務所のプロフィールを見ていただければ私の人となり
はわかると思いますが、一昨年の12月に子供が生まれ、
現在の住まいでは色々問題がありなんとかしたいと考えて
いる時に、私の祖父母が生前住んでいた家に住まないか、
という話が持ち上がり、リフォームでなんとか・・・から
はじまり結局は建替えて住まわせてもらう事にしました。

ではその敷地についてから。
東京の下町の元々長屋であった1区画。面積42㎡という事は
12.7坪。 最近では決して珍しくは無いであろうが
自分が担当させて頂いたこれまでの住宅の中では一番狭い。
しかも南北両面に道路があり(それにより2項道路のセットバック
が必要で約3坪小さくなってしまった!)
道路斜線という斜線制限も受ける。
(多少専門的な用語も出てしまいますので不明な事はメール
で直接ご説明させて頂きます。)

しかし考えようによっては南北両面は未来永劫空地が確保されて
いる訳だし、用途地域が近隣商業地域というところなので
許容建ペイ率は80%。ワンフロアの面積は10坪程度可能。
なにより祖父母が住んでいた地であるし、隣近所は
生まれたときからお世話になっているという状況。
なんとか自分達家族が楽しく暮らせる家を造りたいと
思い考えたのが前回の模型写真の案。
(建築面積 33㎡(10坪)延床面積 89㎡(27坪))
分かりにくいかもしれないけれど、南側のフロアと
北側のフロアを階の高さの半分下げて、スキップフロア
のプランを考えてみた。
理由は色々あるけれど、やはりワンフロアのみを感じるのでは
狭く感じてしまう。上にも下にも視線が抜けていく感じに
したかった。
建物が小さいので階段の踊り場を無くしたいというのも
あったが、模型を眺めていると逆に階段の踊り場で生活している
ようにも見える。とにかくぐるぐる階段を昇り続けるように
ずっと空間が続いている感じにしたかった。

現実の生活を考えると気になる事はたくさんある。
家族個々のプライバシーの問題、細かく仕切ってないから
エアコンの効きは・・・。だけれども良い所を楽しそうと
思ってくれて家族は受け入れてくれた。感謝しなければ・・・。

いよいよ模型ではなく現実の建物を造るべく工事が始まる。

頑張って現場の様子をこのブログで報告していきますので
一緒に見守って下さい。

今日は長々と文章のみになってしまい、読みにくいかも
しれません。次回からは写真と短めの文章でコンパクト
にまとめるようにします!。

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